クラフトビールを楽しむプチ知識
皆さんビールのイメージは「ビールは黄金色で透明感があり、アルコール度数5%前後」 「次の料理の為、口内をサッパリさせて喉越しを楽しむ飲み物」 とかではないか?大正解です!
しかし、この日本のビールは100以上あるビールのスタイルの一つでしかありません。
世界のビールや日本の職人さん達が作ったクラフトビールを是非、飲んでみてください!
きっとお気に入りの一杯に出会えますよ!!
ビールをもっと楽しんでもらえるように「基本原料」「テイスティング方法」などを
簡単に紹介します。
ビールの見分け方
色・・・色は麦芽由来です。色でスタイルを判断できます。例、金色はピルスナー黒ならポーターやスタウト
味・・・酸味⇒発酵時に生成される有機酸、甘味⇒酵母に取り込まれず残った多糖類、ホップの苦味の強弱など
香り・・鼻で感じるアロマ、口に含み口から鼻に抜けるアフターフレーバー。香り成分は200以上あります。
※スタイルによってバナナのようなフルーティー香やコーヒー臭、ナツメグのようなフェーノール香があります
泡・・・泡はビールが空気と接触して酸化するのを防ぐふたの役割があります。
テイスティング方法
①外観・・・・・色、透明度、泡立ち、泡持ちなどグラスに注いだ状態を見る
②アロマ・・・・飲む前に鼻から感じる臭いを嗅ぐ
③フレーバー・・口に含んだ際に感じる香りや味わい、バランス、後味などを確認する
④ボディ・・・・のどを通り越す抵抗感。さらりと飲めるとライト。重いとフル。中間を
ミディアムと表現する。
ビールの基本原料
①麦・・・・主に大麦。他に小麦、オート麦、ライ麦などを麦芽⇒乾燥させて使用します。
②ホップ・・アサ科のつる性多年草。苦味と香り、泡持ち、防腐効果などの作用があります。
③水・・・・ペールエールやダークラガーなど色の濃いビールには硬水。色の薄いシャープなビールは軟水。
④酵母・・・糖をアルコールと二酸化酸素に変えます。上面発酵、下面発酵、自然発酵の野生酵母などがある。
⑤副原料・・スパイスやフルーツなどを加えると個性的で楽しいビールを作ることが出来ます。
※日本の酒税法で認められているのは、「麦、米、とうもろこし、デンプン、糖類、着色料、苦味料」
ビールの製造工程
①製麦行程・・浸麦で発芽させデンプンやタンパク質を分解する酵素を発生させます。⇒培燥、焙煎する。
②仕込み・・・麦芽を粉砕しお粥状の「マイシェ」になりデンプンは糖になりタンパク質はアミノ酸になる。
(糖化)その後麦汁のろ過⇒ポップを加え煮沸⇒酵母が働きやすい温度に冷却します。
③発酵工程・・麦汁に酵母の増殖に必要な酸素を加え、酵母を添加します。アルコールと炭酸ガスが作られます
④熟成・・・・ビールの風味が特徴づけられる。上面発酵酵母は15~20℃で2~3日、下面は10℃で10日位
⑤ろ過・・・・熟成を終えたビールはろ過により酵母を取り除くか熱処理により酵母の活動が止められます。※生ビールとは熱処理をしていないビールなので樽詰めのビールでなくても生ビールです!
⑥パッケージング・・ビンは洗浄された瓶内の空気を炭酸ガスガスで追い出し加圧状態にして充填します。
※瓶内で二次発酵させるタイプのビールは1ヶ月、2か月、半年と時間をかけて熟成が進み味の変化が楽しめる
ビールに合う食事の選び方
味・色・食材(原料)を合わせると素敵なペアリングが楽しめます
例 ビールの色と合わす時 金色=塩味 白色=お酢 茶色=しょう油 黒=味噌 赤=スイーツなど
今後「多真家」は少しづつ銘柄を増やしていくのでご期待くださいね♡